歌手、中森明菜（５９）が１２日、東京都内でファンクラブ「ＡＬＤＥＡ」のイベントをスタートさせた。２０１７年１２月のディナーショー以来６年半ぶりにファンの前に姿を見せ、メドレーを含めて５、６曲を披露。「おかえりー！」の歓声に「ただいま！」と投げキッスで応え、待ちわびたファンを歓喜させた。

　ついに、この瞬間がやってきた！　１３日に迎える５９歳の誕生日に合わせて行われたファンクラブのイベントで、明菜が６年半ぶりに姿を見せた。

　関係者や来場者の話を総合すると、茶色のウエーブヘアに黒の衣装で登場。現れた瞬間、ファンは大興奮で、客席から「おかえり～！」の声が飛ぶと、明菜は「ただいま！」と投げキッスで応えるなど神対応。

　メドレーを含めデビュー曲「スローモーション」などを歌ったほか、新曲をサプライズ披露して盛り上げた。

　来場者の一人は、「曲はどれも最近ＹｏｕＴｕｂｅにアップしているようなジャズテイストだった」とも説明。

　会場は約１８０人席の規模で、至近距離で歌姫を目の当たりにしたファンは大喜び。本人の登場は約１時間ほどで、終始ノリノリでファンとの交流を楽しんでいたという。


　明菜は２０１８年以降、活動を休止していたが、２２年８月に個人事務所を立ち上げ再始動を宣言。

　昨年１２月には公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルの開設を告知し、自身のヒット曲「北ウイング」をクラシックバージョンで歌うモノクロ映像を公開。再生数が６７４万回超を記録する大反響となった。同月にはニッポン放送の特番「中森明菜オールタイムリクエスト」に肉声メッセージを寄せたことも話題となった。

　また、４月３日を皮切りに５月１日までＹｏｕＴｕｂｅで自身の代表曲をジャズアレンジで歌う動画を投稿。第１弾「ＴＡＴＴＯＯ」、第２弾「ＢＬＯＮＤＥ」など５本の動画をアップし、磨きがかかった美しい姿と衰え知らずの圧巻の歌声で注目を集めていた。

　ファンクラブ「ＡＬＤＥＡ」の会員を対象にしたイベントは、１２日から１４日までの３日間計５公演を予定。明菜の元気な姿を見て大感激した来場者は「この盛り上がりが次につながれば」と願っていた。