元メンバーへの暴行事件をきっかけに、活動休止状態が続いたアイドルグループ「ＮＧＴ４８」について考える意見交換会が２８日、新潟市中央区で開かれた。県内外から集まったファンや市民ら約２０人が一連の騒動や、グループの今後について意見を交わした。

　市芸術創造村・国際青少年センター「ゆいぽーと」が主催する市民講座の一環。市民目線でＮＧＴ問題を考えてもらおうと企画した。

　参加者からは、暴行事件の真相が明らかにならない中、インターネット上で激しいやりとりが繰り広げられている状況への危惧が相次いだ。マスコミに「冷静な報道をしてほしい」と求める意見も上がった。

　グループの活動再開については「ＮＧＴをきっかけに知り合えたファンのつながりがある」など応援する声が多かった一方、「問題が解決していない。何事もなかったように再開するのは疑問」とする市民もいた。

　ゆいぽーとの小川弘幸・統括兼文化芸能活動支援事業ディレクターは「ＮＧＴに関心がなかった市民が興味を持つきっかけになった。今後も開催していきたい」と語った。

ＮＧＴ問題をテーマにした意見交換会＝２８日、新潟市中央区 



新潟日報 2019/09/29 13:30
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