1: なまえないよぉ~ 2019/06/08(土) 07:48:29.92 ID:4jwDuRCf9
NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』。「日本のアニメーションの草創期」がメインテーマで、ヒロインの奥原なつ(広瀬すず)は北海道・十勝から東京に生活の場を移し、自らの夢であるアニメーターになるべく奮闘している。

『なつぞら』は脚本家・大森寿美男が執筆したオリジナル作品だが、アニメーションの勃興期を知る様々な関係者たちに入念に取材し、登場人物の造形やエピソード、設定などに活かしている。

ヒロインの「奥原なつ」は、実在のアニメーター「奥山玲子」をモデル、モチーフにしているし、実在の制作会社「東映動画」と長編漫画映画『白蛇伝』が、朝ドラでは「東洋動画」『白蛇姫』とそれぞれ名前を変えつつ、重要な要素となっている。そして、奥原なつが働く「東洋動画」の同僚たちも、実在の人物をヒントにして設計されているのだ。

そこで今回は、なつの厳し~い先輩である大沢麻子(貫地谷しほり)と、やさしい同僚・森田桃代(井原六花)を紹介する。ドラマ独自の展開や解釈を大いに楽しみつつ、実在の人物の業績にも思いをはせる一助にしていただきたい。※文中、敬称略

◆大沢麻子(おおさわ・あさこ):貫地谷しほり
美大卒業後、東洋動画に入社したスゴ腕アニメーター。通称「マコ」。作画監督の仲をサポートし、現場をまとめる。クールに見えるが内面は熱く、誰に対しても物おじしない性格から、社内で孤立することも。なつにとっては厳しい先輩。『なつぞら』公式サイト(NHK)より抜粋

⇒★中村和子(なかむらかずこ):モデル、ヒントと思われる人物◆
満州生まれ。女子美美術大学洋画科に在学中、フランスの長編漫画映画『やぶにらみの暴言』(1952年/ポール・グリモア監督)を観てアニメーターに関心を持ち、卒業後、東映動画にスタジオ開設とともに入社。『白蛇伝』(1958年)、『少年猿飛佐助』(1959年)、『西遊記』(1960年)に動画として参加した。

『西遊記』の制作スタッフとして関わった手塚治虫に気に入られ、1962年頃に株式会社虫プロダクションに移籍。『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』などの作画を担当し、技術面で虫プロの黎明期を支えた。

東映動画時代から美人アニメーター「ワコさん」として知られ、東映の守衛に女優に間違えられたというエピソードや、「週刊漫画TIMES」(芳文社)による取材記事が残されている。手塚も虫プロイチの美人と認め、『三つ目がとおる』のヒロイン・和登千代子のモデルにした、ともいわれる。

「絵は生活の一部」と言うほどで、ヒマさえあれば展覧会を見に出かけ、アニメーターの仕事で多忙を極める日々でも油絵の創作をしていた。また、着ている服はすべて自分でデザインするというこだわり屋の面もあった。

広告代理店「萬年社」の穴見薫氏(後に虫プロダクションの常務に就任)と結婚し、穴見和子の名義を使用するようになった。

車好きのアニメーター大塚康生に、いすゞの新車・ベレットを見せに行った際、運転を誤った大塚が車をブロック塀に激突させて、廃車にしてしまった。虫プロに謝罪に訪れた大塚に、夫の薫は車のことは気にしなくても良いから、替わりに『W3』(ワンダースリー)のオープニング作画をやって欲しいと依頼したという。

>>2以降に続きます

6/8(土) 7:03配信 FRIDAY
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190608-00010000-friday-ent
001l

【「なつぞら」貫地谷しほり&井原六花が演じる東洋動画の「モデル」人物がスゴイ!】の続きを読む