起用再開見通せず　補償実行「注視」　スポンサー企業　ジャニーズ事務所会見

　創業者の性加害問題に揺れるジャニーズ事務所が2日の記者会見で、社名変更や新会社設立などを発表した。

　所属タレントの広告起用見直しを表明した企業からは「再発防止策や補償が実行されるか見ていく必要がある」（食品大手）との声が続出。現時点で起用再開は見通せない状況だ。

　アサヒグループホールディングスは「（起用見送りの）方針は変えていないが、会見を受け対応を協議している」とコメントした。日本マクドナルドも、現行契約満了後に更新しない方針は変わっていないと説明。日産自動車は「事務所が発表した改革や再発防止の取り組みを注視する」と強調したほか、明治は「会見内容を確認し、検討する」としている。

　一方、「再出発に向け、社名変更が決まったのは良かった」（別の食品大手）と会見内容を評価する声もあった。ある大手企業は「わだかまりなくタレントを起用できる場が戻ってくれれば」と期待を寄せた。　

https://news.yahoo.co.jp/articles/486c9eb505e5206ff96c9eeb691f12e58bd6574c