お笑いトリオ『ダチョウ倶楽部』の上島竜兵さんが急逝して一夜明けた5月12日、タレントの有吉弘行が番組収録に臨んでいたことが分かった。

関係者の話によると、スタジオ入りした有吉はかなり憔悴した様子で、誰も声を掛けられるような状態ではなかったという。

しかし、収録が始まると一変、普段と変わらないテンションで番組を進行したそうだ。

そんな中、2019年12月29日に収録された『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』（JFN）で、有吉がゲスト出演していた上島さんに対して、「死ぬなら早い方がいいね」「死んでくれたら楽だわー」などと発言していたことが発覚。ネット上で物議を醸している。

放送は2020年1月5日にオンエアされたが、番組は年末に収録されており、有吉は番組冒頭「さあ本日、収録でお送りしています。昨年の12月29日の生放送前に録音しました。上島さんが生前の放送でございます」とあいさつ。

さらに「故人の遺志を尊重しまして、1月5日、放送しております。録音で放送しております。故人がですね、生きていた時の放送でございます。メールは事前に募集しておりましたので、お花も贈ってこなくていいです。みなさん、故人を偲びながら『年末までバカやってたんだなー、上島さんはー』と思いながらこのラジオ聴いてくださると故人・上島も…」など、本人を目の前にして言いたい放題だった。

有吉弘行への非難に「承認欲求」と激怒する声

そんな有吉の発言が掘り起こされ、ネット上では非難の声が上がっている。しかし、有吉と上島さんの信頼関係を知らず、発言を切り抜きしているネット民に対して、

《有吉のラジオの切り抜き持ち出して、上島さんが死んだのが有吉のせいとか言ってなんておかしい。SNSはそういう承認欲求満たすためにあるものではない》
《有吉がサンドリで上島竜兵に言った事を引っ張り出してきて叩いてるのはなぜ？ ラジオ聞いてる人達ならあの時間が愛で溢れてるのがわかるでしょ》
《何年も芸人のラジオきいてる自分からすると、普段ラジオ聴いてない連中がYouTubeで年初のサンドリを適当に聴いただけで分かった気になって上島さんが亡くなったのは有吉のせいだ！とか言ってるの見ると本当に悔しい。上島さんの芸風とかを全て否定して、いじめだ！って騒ぎ立ててるのも本当不快すぎる》
《有吉が竜ちゃん大好きなの今までの発言でまるわかりじゃん。不謹慎なコメントしてる人は何もわかってない》
など、反発の声が続出している。

有吉と上島さんの絆については、当人同士が1番理解していることであり、第三者がとやかく言うことではない。有吉の発言だけを切り取り続けて批判する人は、ネットリテラシー以前に、小学校の道徳の授業からやり直した方がいいだろう。

何はともあれ、有吉にはしっかり休養に務めて欲しいものだ…。

2022.05.15 19:00
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